バーチャル 折紙 

最後の千羽鶴ですが,これは,平面幾何を超えて,平面の層の集まりを,モデルにします.Huzita-Justinの規則にはない,潰し折りや中割折りも使います.
潰し折りや中割折りでは対象となる面を指定する必要があります.そのため,Eosは,作品完成途上の折紙をスライスして層ごとに多角形の面を表示する機能を持っています.断層面には,自動的に生成されるユニークな数字がつけられます.
最後に羽を広げるには,一般的な面の回転関数FOを用います.実際には谷折り,山折りといった基本的な折り方も,FOの特殊例として定義しています.

織り操作の全部の操作数は69ステップです.折り鶴には,最後の段階でくちばしを作るまでは,対称性が高く,途中の折紙には面の左右,表裏によく似た手続きが適用されます.

この例では,ひとつの千代紙を用いましたが,異なる千代紙を使うとまた感じが違う同型の鶴が容易にできます.